真言宗とは?

真言宗は中国で密教を学んだ弘法大師空海が開祖となり日本に教えを広め、大日如来を本尊とする仏教の宗派です。大日如来は宇宙の真理を表し、宇宙そのものを指します。真言の意味は「真理を表す秘密の言葉」です。

密教とは、秘密として扱われている教義や儀礼が、師から弟子へ口伝によって伝授されている宗教で神秘的な要素を含むもののことです。密教では、修行を行うことで悟りを開き、人が生きたまま仏になるという「即身成仏」を説いています。即身成仏というと、生きたままミイラになることをイメージするかと思われますが、実際は生身のまま悟りを開くという意味です。

経典は大日経(だいにちきょう)と金剛頂経(こんごちょうぎょう)があります。

曼荼羅は、密教の教えに欠かせません。宇宙の本質や心理を画像表現により伝えるものです。